2017年10月20日(金)、東松島沖の定置網にスナメリが1頭混獲され、衰弱していたことから、翌日10月21日(土)に仙台うみの杜水族館に搬送し、現在保護・治療を行っています。
当該個体は若齢個体(推定1歳未満)であり、自然界での単独での生存の可能性は低いと判断し、今後は仙台うみの杜水族館にて学術的研究目的として飼育することを水産庁より許可をいただきました。
今後は個体の健康状態を確認しながら、大水槽「いのちきらめく うみ」での公開を予定しています。

 

今回の保護個体

体長

116.0cm

体重

22.0kg

年齢

推定1歳未満 

性別

オス

10月21日に石巻市小網倉漁港より仙台うみの杜水族館に移動。移動後は館内治療プールにて、感染症予防のための抗生物質投与、体重測定、血液検査等を定期的に行っており、経過は良好。

【スナメリ】 英名:Narrow-ridged Finless Porpoise 学名:Neophocaena asiaeorientalis

中国東海岸、朝鮮半島、日本の沿岸域に生息する小型の鯨類。成体の体長は150~200cm、体重は40~70kg。全身が明るい灰色で、額は丸く、くちばしはない。背鰭はなく、代わりに小突起が散在した1本のキールをもつ。水深50m以内の浅い海域を好み、  通常は大きな群れをつくらず数頭で泳ぐ。日本沿岸には5つの地域個体群の存在が知られて おり、大きさや繁殖期などに違いがある。宮城沖は北限のグループとなる。妊娠期間は約12ヵ月で、一産一仔。魚類、頭足類、甲殻類を捕食する。