
2017年10月20日(金)、東松島沖の定置網で混獲され、衰弱していたことから、仙台うみの杜水族館にて保護・治療を行ってい、体調が回復したことから、2018年3月26日(月)より、大水槽「いのちきらめく うみ」にて一般公開を開始いたします。宮城県では20年ぶりのスナメリ展示となります。
当該個体は若齢個体(推定1歳未満)であり、自然界での単独での生存の可能性は低いと判断し、仙台うみの杜水族館にて学術的研究目的として飼育することを水産庁より許可をいただいております。
【スナメリ】 英名:Narrow-ridged Finless Porpoise 学名:Neophocaena asiaeorientalis
中国東海岸、朝鮮半島、日本の沿岸域に生息する小型の鯨類。成体の体長は150~200cm、体重は40~70kg。全身が明るい灰色で、額は丸く、くちばしはない。背鰭はなく、代わりに小突起が散在した1本のキールをもつ。水深50m以内の浅い海域を好み、通常は大きな群れをつくらず数頭で泳ぐ。日本沿岸には5つの地域個体群の存在が知られて おり、大きさや繁殖期などに違いがある。宮城沖は北限のグループとなる。妊娠期間は約12ヵ月で、一産一仔。魚類、頭足類、甲殻類を捕食する。