こんにちは。
桜の季節にはなってきたものの、今年はお花見もできなさそうですね。
でも9年前の東日本大震災を乗り越えてきた動物たちと共に、水族館もこの逆境を克服できると信じています。開けない夜はありません。どうかみなさん、今は我慢と、くれぐれもお体にはお気をつけください。

さて、春は色々変化の時です。
僕自身も、この度飼育現場を少々離れ獣医の仕事と、あとは事務の仕事が多くなりました。
悔しいですが「ペンギン担当」とはもう胸を張っては言えません…(笑;) 昨今は、治療中のペンギンの注射で、ペンギンプールを訪れるくらいになっていました。

そんな日々の宿直明けの朝、館内見回りの最中にフンボルトペンギンのソヨちゃん・ルーちゃんの仲良しコンビが寄り添って眠っているのを見つけた時、ハッと気づかされました。

最近、独り事務所でパソコンに向かっているとどこか寂しさを覚えていたのは、そういうことだったのか!と。答えは「クッツク」ことにあったのです!

どんなに立場が変わっても、やはり飼育現場で生きものや他のスタッフたちにクッツいて物を見たり考えたり話しをしたりすることがどんなに大事なことか、それが飼育員魂だと、思い出させてくれたのがソヨ・ルーでした。

よく「鷹の目と蟻の目」と言われますが、現場を俯瞰して見る(鷹)ことと、中に入って一緒に見る(蟻)こと、その両方のバランスの視点の中でこれから新しい立場で、良い仕事をしていこうと思います。

担当:田中(たなちゅう)

注)特にスタッフへのクッツキは、「ほどほど」にしておきますが(笑)