みなさん初めましてこんにちは。魚類チームの阿部です。
「ペンペンペンギンブログ」から「うみの杜ブログ」がバージョンアップして早3か月。
これからは様々な生きものたちが登場します!と宣言しておきながら…そして水族館でありながら、これまで一度も魚が登場していなかったことにみなさんお気づきだったでしょうか!
?(お気づきでしたよね…)

当館で一番多く飼育しているのが魚の仲間たちです。
数では負けていないのですが、可愛さや人気ではどうしてもイルカ・海獣・ペンギンたちに押され気味な気がするんですよね…。
そこで、これからは魚類チームもこちらのブログでみなさんの心を捉えるような魚たちのあれやこれやを紹介していきたいと思います!

さて記念すべきトップバッターとして紹介する魚を展示しているのがこちらの水槽です!

みなさん、どこにいるか分かりますか?
正解は・・・・

ここです!

近くで見ると…

小さな魚が2匹いるのが分かりますか?
これは”クチバシカジカ”といって体長は8cm前後、こんなに小さくても立派な大人の魚なんです。三陸沿岸に生息していて、宮城県の南三陸の海では毎年繁殖が確認されています。

泳ぐことが苦手で、海の中では岩穴にじっとしていることが多く、時々ヒレを使って岩に張り付いたり、歩くように移動します。
そのため水槽内でも気づかれたくないオーラ全開で上手に気配を消しており、なかなか見つけづらいのですが、みなさんには頑張ってこの魚を見つけて欲しい!
何故ならこのクチバシカジカ、よく見るとあの「アマビエ」に似ているんです!!
尖った口先や目の形といい、アマビエの耳のような大きな胸ビレといい、アマビエのモデルってクチバシカジカなんじゃ!?と、思えてきませんか?
ただこれ残念ながら今のところ、魚類担当者の思い込みということになっているんです。そこで是非みなさん、クチバシカジカを見つけて似ているか否かをジャッジしてください!
小さいのでよーく見ないと上記の特徴は分かりづらいかもしれません。見つけたらよーく観察してみてくださいね。

ちなみにクチバシカジカの英名は【GruntSculpin(グラントスカルピン)】といいます。”Sculpin”はカジカという意味ですが、”Grunt”は「ぶうぶう言う/ブツブツ文句を言う」という意味があるそうで、確かに時々口先がブツブツ言うように動いていることがあります。

何か呟いているクチバシカジカをじっと見ていたら・・・

あっ!

目が合いました!

臆病でひたすら気配を消しているクチバシカジカですが、身を守るため目は常に周りの様子をしっかり伺っているんですよね。
是非みなさんクチバシカジカの呟きに耳を傾けてみてください。じっと見ていると魚と目が合う体験が味わえるかもしれませんよ!