こんにちは。
本日は2つご報告があります。

まずは1つ目。
雌雄(シユウ)不明だったフンボルトペンギンとケープペンギンそれぞれ1羽の性別が判明したのでご報告します。フンボルトペンギン(愛称:ベエ)は「メス」、ケープペンギン(愛称:フユ)は「オス」と判明しました。

先のオウサマペンギンの雛(オス)と併せて、昨シーズンはオス2羽とメス1羽がうみの杜ペンギンズに仲間入りです。

ペンギンが生まれると、恒例「ペンギン雌雄判別ダービー」なるものを僕が主催しています。ペンギンは外見的な雌雄差はないと言われていた時代もありましたが、実は最近、形態や行動、鳴き声などで雌雄を見分けることができるという報告が多数あげられています。

なんと、AI(人工知能)を使ってペンギンの雌雄を識別させる!?なんて研究もあるくらいです。

当館では、ペンギンの血液から抽出した染色体(*)を基に、雌雄の確定判別を検査機関で行いますが、その結果が来るまでの数カ月間、飼育員たちは自分の経験や勘、観察力を頼りに「ダービー」を勝ち抜こうとするわけです。今回の勝敗は、僕を含めた11名の参加者の内・・・栄冠は2名の手に☆★☆!!「マジか~~~!」、「え、再検査してもらおうよ!?」、「今回こそは当てたかったのに!!!」、と勝利を目前に散った飼育員の悲痛の叫びが響き渡ります。

まだまだまーだ、経験を積まなければですね☆ ←僕も見事外しました…(笑;)
このように楽しみながら飼育の経験や知識を培っていくことも一つ、大事なことかなと思います。

今年度から、松島水族館から通算11年に渡って所属した海獣チームを、私田中が去ることになったのがもう1つのご報告です。長らく飼育員と獣医師の二刀流で水族館に努め、特に飼育員として諸先輩方・後輩たち・そして動物たちから学ばせていただいた事・時間は本当にかけがえのないものです。

もちろん獣医業務はこれからも続きますので、全く動物たちから離れることはありませんが、unsung hero「歌われない英雄」⇒「縁の下の力持ち、人と動物をつなぐ架け橋」として面白いことや知識・経験を高め合うこと、生きものの魅力を発信することの「起爆剤」的存在で、裏方で存分に動けるようになりたいと思います。(たま~には表にもおります(笑))

これからもよろしくお願いします。

担当:田中(たなちゅう)
*ペンギンの性染色体はZとW(ヒトはX,Yですよね)で、ZWがメスとなります。
【写真】(ケープペンギンフユ、24日齢)