みなさまお久しぶりです。
再び魚類担当小松のターンがやってまいりました。
先週は夏とは思えないほど気温が下がり、もう夏は終わってしまったのかと思いきや、最近また暑さが戻ってきましたね…!
みなさまはいかがお過ごしでしょうか?

温度管理ができる館内にいる生きものにはあまり関係がないのですが、屋外のエリアで過ごしているニホンリスたちからすると他人事ではありません。

自然にいるニホンリスは水浴びをしたり地面を掘って冷たい土の上で涼んだりとさまざまな方法で暑さをしのいでいるそうで、水族館のリスたちも同じような行動をしたり、涼しい場所でそれぞれ腹ばいになったりして過ごしています。

そのためこの時期になるとお客さまから「リスが倒れている」といった内容のお声をいただくことが増えるのですが…

ご安心ください!みんな元気です!!

ただ暑さが苦手なだけなのです…

と、いうこともあり去年から暑い日にはリスたちにクルミやイモを入れた氷をプレゼントすることにしました。

その写真がこちらです。

凍っていて取り出せないサツマイモはかぶりついてガジガジ削り取って食べています。
普段エサを手に持って食べるリスの、いつもとは違う姿が見られる貴重なシーンです。

いや、イモよりもクルミがとりたいんだ!という強い意志を持つリスがこちら。

リスは考えます。どうすればクルミがとれるのか…
氷をかじったりクルミを咥えて引っ張ったり時には諦めたり………

そして、ようやく…

クルミをゲットできました!!!!


一生懸命に工夫しながらエサをゲットするリスたちの姿をぜひ応援してあげてください。

エサ入り氷のプレゼントは天気によってやらないときもありますので、天気のよい日を狙ってご来館いただくのがおすすめです。
また、お昼ごろには氷がとけてしまうのでなるべく早い時間に見に来てくださいね。


展示場を活発に走り回ることが減ったこの時期に高確率でリスを見つけるには何カ所かポイントがあるのですが、今日は最後までブログを読んでくださったみなさまにだけ特別にお教えします!!

①ドア近くの木の上やハンモックの上
②トンネルの中
③展示場上のほうにある巣箱の上

このポイントを押さえていただければ、かなりの確率でリスをご覧いただけるかと思います。ただ、暗くなってくると巣箱に帰ってしまったり、天気が悪い日は体が濡れるのを嫌がって巣箱から出てこないことが多いので、その時は天気がいい日にまたリベンジしてみてください。


それでは、みなさまもお身体に気を付けて、よい夏をお過ごしください!