皆さまこんにちは。「水処理・施設管理」を担当している”YA”と申します。
今回は水処理チームが行っているちょっと変わったお仕事?を紹介します。
水族館の屋外ろ過機械置場にはたくさんの水槽用ろ過槽や、それらを繋ぐための配管が整然と並んでいます。また極端に温度が低い水槽や高い水槽のろ過槽や配管は、断熱の為に保温材で覆われています。保温材は熱が放出しない為に設置されているので、裂けたり傷がついたりした時にはシール材で補修しています。これらの補修作業も水処理チームの大切な仕事です。

ここからはカラスくんと水処理チームの熱い戦いをちょっとだけ紹介します。

保温材はスポンジのように柔らかくプヨプヨしているためでしょうか?なんとカラスくんがちぎって持って行ってしまいます。

ちぎられた保温材

まき散らされた保温材

保温するための素材なので、巣材に使っていればカラスくんの家も温まるのかもしれませんが放置する訳にはいきません。そのままにしているとどんどん持って行かれ、保温の機能が失われてしまうので、シール材を使って随時補修します。すると今度は違う場所の保温材を持って行くので、またシール材での補修を繰り返していました。

誰もいなくなるのを待っている?カラスくん

【このままではらちが明かない】

後手後手の補修作業ではらちが明かないので、カラスくんが嫌うだろうと市販されているCD状の丸い反射板を、ろ過置場全体に沢山ぶら下げてみました!
すると数日間なにもされなかったので「勝った!」と思いきや・・・負けました。カラスくんは頭がいいのか慣れたのか、反射板からちょっと離れた所の保温材をせっせと持っていくようになり、またしても補修作業を繰り返すことになりました。

【今度は負けられん】

カラスくんは上から来るだろうと想定して、今度は配管や、ろ過槽の保温材に沿うよう上側に反射テープを張りました。
やはり数日間なにもされなかったので「今度こそ勝った!」と思いきや・・・また負けました。なんと今度は反射テープが張られていない保温材の下側をせっせと持っていくようになりました。

【意地で】

上にも下にも反射テープを張れば今度こそ大丈夫だろうと思い、下側にも反射テープを張りましたが・・・皆さまの想像通りの負けでした。今度は反射テープの間や足元の保温材をせっせと持って行くようになりました。

【諦めました】

さすがに足元付近に反射テープを張るのは人にも危険なので張ってはいませんが、カラスくんから保温材を少しでも守るために、今は頭の高さから上に釣り用のテグスも並行して張っています。「※決してカラスくんが嫌いで意地悪してる訳ではありません」

【共存すべし】

今となっては100%カラスくんの被害を防ぐのは難しいと考えています。
初めの頃に比べれば保温材の被害は少なくなったという事で、今は共存の道を選ぶことにしました。何が共存?なのかはよくわかりませんが、多少の被害であれば補修作業で対応することにしています。

反射テープだらけのろ過機械置場

数年間のカラスくんとの熱い戦いにより、今では七夕のようにろ過機械置場に反射テープが張り巡らされていますが、これ以上反射テープを追加することが無いよう、カラスくんの良心的?な行動に大いに期待しています。

水処理チームの惨敗となりましたが、大切な仕事の紹介でした。