ホタルの杜

6/23(金)~7/7(金)の期間、
初夏の風物詩“ホタル”を楽しめる特別展示「ホタルの杜」を開催いたします。

特別展示「ホタルの杜」

※特別展示イメージ

ホタルの光の軌跡

特別展示「ホタルの杜」は、ほのかに光る美しいホタルを鑑賞できる展示です。照明を落とした空間に設置された水槽の中に、当館で繁殖したゲンジボタルとヘイケボタルの2種類のホタルを展示いたします。常時20~30匹のホタルをご覧いただけます。また、ホタルの生態や繁殖への取り組みについて学べるパネル展示も行います。

期間

6/23(金)~7/7(金)

場所

2階 企画展示室

<展示するホタル>

バックヤードツアー ~ホタルの特別解説~

バックヤードツアーは、通常ご覧いただけない水族館の裏側を飼育スタッフと一緒に探検できる人気のオプションプログラムです。水槽の裏側や、生きものたちのごはんをつくる調餌室など、スタッフの解説付きでお楽しみいただけます。
さらに、「ホタルの杜」の開催期間(6/23~7/7)限定で、ホタルの羽化(幼虫が成虫になるまでの期間)を管理する部屋にご案内します。
ホタルの成長過程や管理の方法など、ホタルの生態についてお話します。

ホタルのバックヤード ヘイケボタルの蛹化槽

宮城に生息するホタルの解説パネル

宮城県に生息するホタルたちの解説パネルを内湾恵みのうみ掲示板に設置いたします。特別展示でご覧いただけるゲンジボタル、ヘイケボタル以外のホタルの特徴についても、楽しく学べるパネルです。

旧マリンピア松島水族館から続く ホタル展示の取り組み

2015年5月に閉館した「マリンピア松島水族館」では、2012年から2014年まで毎年ホタル展示を実施していました。これは、当時の飼育スタッフが泉ヶ岳で見たホタルの風景に感動し、お客さまへ伝えたいという想いから始めたものでした。ホタルの展示は、自然界から成虫を採集して展示するわけではなく、幼虫から飼育していく必要があるため、容易ではありません。2012年は採集個体を15日間展示することができましたが、繁殖個体を成虫に成長させることはできませんでした。2013年も繁殖個体を展示させることには至らず、2014年になって初めて繁殖個体を展示することに成功しました。「マリンピア松島水族館」閉館後、一度途絶えたホタル展示への取り組みですが、2019年に復活し、仙台うみの杜水族館として今回で5回目の特別展示となります。
今後も地域の方々のご協力のもと、必要最小限の個体を採取し安定した飼育下繁殖による種の保存を目指してまいります。

当館は、これからも近い将来姿を消してしまうかもしれない絶滅危惧種の繁殖や、その生息環境の保護に積極的に取り組んでまいります。

マリンピア松島水族館ホタル展示の様子(2013年)